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仕事が忙しくてCPAP通院できない方へ|治療を続けるための選択肢

「仕事で受診の時間が取れない」「平日昼間しかやっていなくて困っている」という会社員・多忙な方へ。CPAP治療を続けながら通院負担を減らすための選択肢を整理します。

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監修
廣瀬 有紀子(ひろせ ゆきこ)
耳鼻咽喉科専門医・アレルギー科専門医
信州大学医学部医学科卒業。東京慈恵医科大学付属病院 耳鼻咽喉科ほか都内医療機関に勤務。日本睡眠学会・日本アレルギー学会・日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会・日本口腔・咽頭科学会 所属。

「CPAPは続けたいけれど、仕事が忙しくて毎月の通院ができない」という声は、特にフルタイムで働く方から多く聞かれます。多くのクリニックは平日日中のみ診療しており、仕事の調整や早退が毎回必要になることが、通院への大きなハードルになっています。

ここでは、仕事が忙しい方でもCPAP治療を続けるための現実的な選択肢を整理します。

まず知っておきたいこと:通院をやめるのと、治療をやめるのは別

「通院が難しい」と感じるとき、「もうやめてしまおうか」と考える方もいます。しかし、CPAP治療の中断は推奨されていません。治療を中断すると、睡眠中の無呼吸が再び悪化し、日中の強い眠気や夜間の血圧上昇が戻ることが知られています。

「今の通い方が合わない」という問題と「CPAPをやめる」ことは別の話です。受診方法を見直すことで、治療を続けながら通院の負担を減らせる場合があります。

選択肢①:オンライン診療への切り替えを相談する

治療が安定していて、医師が適切と判断した場合には、オンライン再診に切り替えることができます。スマートフォンやパソコンで受診できるため、出張先や自宅からでも対応可能です。

通院が難しい理由をそのまま主治医に伝えてみましょう。「仕事の調整が難しい」「平日に休みを取れない」という状況を共有するだけで、受診方法の見直しについて相談のきっかけになります。

オンライン診療は対面診療と組み合わせて行うことが基本で、症状や状況によっては対面での受診が必要になる場合もあります。

選択肢②:オンライン診療対応クリニックへの転院

現在のクリニックがオンライン診療に対応していない場合や、在宅ワーク・出張が多い生活に合う受診スタイルを求めている場合は、オンライン診療対応クリニックへの転院という選択肢もあります。

転院を検討する際には、以下の情報を整理しておくとスムーズです。

  • 現在使用しているCPAP機器の機種名と設定
  • 導入時期
  • 過去の睡眠検査結果(あれば)
  • 紹介状(なくても相談できる場合があります)

選択肢③:現在のクリニックで受診の工夫をする

転院せずに現在のクリニックで受診しやすくする方法もあります。

  • 早朝・夜間・土曜診療がないか確認する
  • 予約方法を変えて待ち時間を減らす
  • 繁忙期を避けた予約スケジュールを相談する

まずはクリニックのスタッフに「受診しやすい時間帯はあるか」と聞いてみるだけでも、選択肢が広がることがあります。

「データが問題なければ大丈夫」と思いすぎないことも大切

仕事が忙しく通院できない期間が続くと、「機器のデータに問題がなければいいか」という判断になりがちです。しかし、体重変化・体調変化・マスクの劣化・使い方の変化など、データだけでは見えない部分もあります。通院の間隔が空いている場合でも、何か気になることがあれば早めに連絡することが大切です。

オンライン診療はあくまで対面診療と適切に組み合わせて行うことが基本です(厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」)。症状が不安定なとき、圧の見直しが必要なとき、マスクのフィッティングが必要なときなど、医師が望ましくないと判断した場合は対面診療に切り替えることになります。「対面をベースに、状態が安定している場面でオンラインを活用する」という考え方が正確です。

当院のCPAP継続フォロー外来について

仕事や生活スタイルに合わせてCPAP治療を続けたい方は、当院のCPAP継続フォロー外来をご覧ください。初回のみ対面、2回目以降はオンラインで管理します。

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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の診断・治療効果を保証するものではありません。 オンライン診療の可否は患者さんの状態や医師の判断によって異なります。個々の症状や治療方針については、担当医にご相談ください。

参考・出典

  • 日本呼吸器学会『睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン 2020』
  • 厚生労働省『オンライン診療の適切な実施に関する指針(令和8年4月改訂版)』
  • 厚生労働省『令和6年度診療報酬改定資料(在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料関連)』
  • 日本循環器学会『2023年改訂版 循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン』
  • 厚生労働省『医療広告ガイドライン』
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