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CPAPの定期通院が「面倒」と感じる5つの理由と、それぞれの対処法

CPAPの定期通院が「面倒」と感じる5つの理由と、それぞれの対処法

「毎月通うのが正直しんどい」という方へ。CPAP通院が面倒になる理由ごとに、実際に取れる対処法を整理します。

CPAP治療は長期的に続けることが重要ですが、毎月の定期通院に負担を感じていると、受診を後回しにしたりCPAP自体をやめてしまったりする原因になります。

「面倒」の中身はひとによって違います。理由が違えば、取れる対処法も違います。ここでは、よくある5つの理由と、それぞれに対して実際に何ができるかを整理します。

理由1:診察は数分なのに、移動・待機で半日つぶれる

担当医との診察自体は5〜10分程度でも、クリニックへの移動・受付・待ち時間を合わせると1〜2時間以上かかることがあります。「このためだけに仕事を調整した」という感覚が積み重なると、通院が苦痛になります。

対処法:オンライン診療に切り替えると、診察10分なら10分の時間投資で済む

治療が安定していて医師が適切と判断した場合、オンライン再診に切り替えると移動時間がゼロになります。スマートフォンで受診できるため、昼休みや子どもの昼寝中などの隙間時間に受診することも可能です。

なお、オンライン診療に移行するには、診療報酬上の算定要件として「CPAPにより眠気・いびきなどの症状が改善していることを、対面診療で医師が確認していること」が必須条件です。まだ対面で改善確認が済んでいない方は、まず対面受診からのスタートになります。

理由2:平日昼間しか受診できない

多くのクリニックは平日日中の診療がメインです。フルタイム勤務の場合、受診のたびに早退・有給取得が必要になり、それ自体が心理的な負担になります。

対処法:夜間・土曜診療か、オンライン診療対応クリニックへの転院を検討する

同じ都市圏でも、夜間・土曜診療を行っているCPAP管理クリニックは存在します。また、オンライン診療対応クリニックでは夜間や休日でも受診できる場合があり、仕事終わりにスマートフォンで完結するため、有給を使わずに済みます。

現在のクリニックがオンライン診療に対応していない場合は、転院が現実的な選択肢になります。CPAPの転院手続き自体は比較的シンプルで、機器がそのまま使えるケースも多くあります。通院負担を減らすオンライン継続フォローの詳細は、当院のCPAP外来ページでご確認いただけます。

理由3:予約しても待ち時間が発生する

予約制でも、実際の診察まで20〜30分以上待つことがあります。「予約の意味があまりないのでは」という経験が続くと、通院への意欲が下がります。

対処法:オンライン診療は予約時間通りに始まることが多い

オンライン診療では、診察室への入室・案内といった物理的な調整が不要なため、予約時間に近いタイミングで診察が始まることが多いです。「待合室で30分待つ」という体験がなくなることで、受診のストレスが減る方は少なくありません。

自宅からタブレットでオンライン診療を受ける様子

理由4:転居・転勤で通院距離が長くなった

CPAP治療を始めたころは近かったクリニックも、転勤や引っ越しによって遠くなることがあります。「近くにもクリニックがあるのに、なぜ遠くまで行かなければならないのか」という状況は、通院の物理的・精神的な負担を大きくします。

対処法:自宅・職場から近い、またはオンライン対応のクリニックへ転院する

転居後に通院距離が大幅に変わった場合は、転院を検討するタイミングです。転院先がオンライン診療に対応していれば、2回目以降は自宅から受診できます。ただし、前の医療機関でCPAPの症状改善が確認済みであっても、転院先では転院後の対面診察で改めて改善を確認した日を起算点としてオンライン移行が可能になります。転院後も最初の1回は対面受診が必要です。

理由5:治療が安定しているときに「わざわざ行く意味」を感じにくい

日中の眠気も収まり、CPAP使用も安定してくると、「毎月来なくてもよいのでは」と感じることがあります。「何も問題がないのに受診する意義がわからない」という状態が続くと、通院が義務感だけになります。

対処法:安定期こそオンライン診療+遠隔モニタリングへの切り替えが向いている

逆説的ですが、「治療が安定している」状態は、オンライン診療や遠隔モニタリングの活用がしやすいタイミングです。近年の診療報酬改定では、在宅CPAPの管理に情報通信機器を活用した指導管理の評価が整備されています。治療が安定している患者に対して、オンライン診療と遠隔モニタリングを組み合わせることで、対面受診の間隔を調整しながら医師がCPAPデータを継続的に確認できる体制が可能になります。

まとめ:「面倒」の理由を特定することが解決への第一歩

面倒の理由まず試すこと
移動時間が長いオンライン再診に切り替えを相談
平日しか受診できない夜間・土曜対応またはオンライン対応クリニックへ転院
待ち時間が長いオンライン診療(時間通りに開始しやすい)
転居で遠くなった近隣クリニックまたはオンライン対応クリニックへ転院
安定していて意義を感じないオンライン診療+遠隔モニタリングへの切り替えを相談

「面倒だから」という気持ちのままCPAPをやめてしまうのが最も避けたい結果です。通院の形を変えることで、治療は続けられます。

通院の負担を減らしながらCPAP治療を続けたい方へ

当院のCPAP継続フォロー外来では、初回の対面診察でCPAPによる症状改善を確認したうえで、2回目以降はオンラインで管理します(診療報酬上の算定要件に基づく)。遠隔モニタリングとの併用も可能です。他院からの転院もお受けしており、転院後の初回対面診察から対応します。

CPAP転院の手順を詳しく見る →CPAP転院のやり方を5ステップで見る →
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の診断・治療効果を保証するものではありません。 オンライン診療の可否は患者さんの状態や医師の判断によって異なります。個々の症状や治療方針については、担当医にご相談ください。
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監修
廣瀬 有紀子(ひろせ ゆきこ)
耳鼻咽喉科専門医・アレルギー専門医・日本医師会認定産業医
信州大学医学部医学科卒業。東京慈恵医科大学付属病院 耳鼻咽喉科ほか都内医療機関に勤務。日本睡眠学会、日本アレルギー学会、日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会、日本口腔・咽頭科学会 所属。
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