睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
睡眠中に呼吸が止まる・浅くなる病気
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)は、眠っている間に呼吸が止まる「無呼吸」や、呼吸が極端に浅くなる「低呼吸」が繰り返し起こる病気です。無呼吸だけでなく低呼吸も含めて評価される点がポイントで、呼吸が止まっていなくても、浅い呼吸が続くことで体には同じような負担がかかります。呼吸が乱れるたびに脳は短い覚醒反応を起こしますが、これは数秒程度の短いもので、本人はほとんど記憶していません。そのため「よく眠れている」と感じながら、実際には睡眠の質が大きく損なわれていることがあり、自分では気づきにくい病気とされています。
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)とは
成人の睡眠時無呼吸の多くは、喉の奥(上気道)が狭くなったりふさがったりすることで呼吸が止まる「閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)」です。眠ると全身の筋肉の緊張がゆるみますが、もともと気道が狭い方では、舌の付け根や軟口蓋が沈み込んで気道をふさぎやすくなります。下の図は、通常の睡眠時とOSAとで気道の状態がどう違うかを表した簡略図です。
中枢性睡眠時無呼吸(CSA)とは
睡眠時無呼吸のすべてが気道の閉塞によるものとは限りません。「中枢性睡眠時無呼吸(CSA)」は、気道は開いているのに、脳から呼吸筋への「呼吸をしようとする指令」そのものが一時的に弱まることで呼吸が止まるタイプです。心不全など他の病気に伴って起こることがあり、OSAとは仕組みが異なります。このページでは主に頻度の高いOSAを中心に解説しますが、「睡眠時無呼吸=すべて気道閉塞によるOSA」とは限らないことは知っておくとよいでしょう。
AHIとは|無呼吸・低呼吸の回数を示す指標
SASの重症度は、睡眠1時間あたりに無呼吸・低呼吸が起きた回数を示す「AHI(無呼吸低呼吸指数)」で分類されます。自宅の簡易検査で算出される値は本来REI(呼吸イベント指数)と呼ばれ、精密検査(PSG)で算出されるAHIとは測定方法が異なりますが、便宜的にAHIと表示されることもあります。
| AHI(1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数) | 重症度の目安 |
|---|---|
| 5未満 | 正常範囲 |
| 5以上15未満 | 軽症 |
| 15以上30未満 | 中等症 |
| 30以上 | 重症 |
※ この分類はあくまで診断上の重症度の目安です。「AHIがいくつ以上なら必ずCPAPになる」「この数値なら保険が使える」という診療報酬上の算定条件とは別の話であることに注意してください。保険適用の考え方は「治療」セクションで解説します。
AHIの詳しい見方や、CPAP機器が表示する「残存AHI」との違いについては、AHIとは?数値の意味と正常値・注意すべきラインを解説で詳しく解説しています。
睡眠時無呼吸症候群の主な症状
SASの症状は、いびきや呼吸停止といった夜間の症状だけでなく、朝・日中にもさまざまな形で現れます。「寝ている間」「朝」「日中」に分けて確認してみましょう。
寝ている間
- 大きないびき(特に途中で止まるいびき)
- 家族から呼吸停止を指摘される
- 息苦しさで目が覚める
- 夜中に何度も目が覚める
- 夜間に何度もトイレに起きる(夜間頻尿)
朝・起床時
- 頭が重い・頭痛がある
- 口や喉が渇いている
- 熟睡した感じがしない
- 起きたときからすでに疲労感がある
日中
- 強い眠気がある(会議中・食後・運転中など)
- 倦怠感が続く
- 集中力が続かない
- 仕事や学業に支障が出る
- 居眠りをしてしまう
これらの症状だけでSASと診断することはできません
症状が複数当てはまるからといって、それだけでSASと確定するものではありません。逆に、日中の眠気が目立たないSASもあり、症状の有無だけで可能性を除外することもできません。診断には、睡眠中の呼吸状態を確認する検査が必要です。
夜間頻尿もSASのサインとして見落とされやすい症状の一つです。詳しくは夜中に何度もトイレで起きる(夜間頻尿)と睡眠時無呼吸をご覧ください。日中の眠気については日中の強い眠気は睡眠時無呼吸かも|他の病気との見分け方、朝の頭痛については朝起きると頭が痛い・重い|睡眠時無呼吸との関係でそれぞれ詳しく解説しています。家族から呼吸停止を指摘されて心配な場合は隣で寝ている家族の呼吸が止まっている気がする時、どうすればいいかも参考になります。
睡眠時無呼吸症候群の原因・なりやすい人
SASは「肥満体型の人がなる病気」というイメージを持たれがちですが、原因は一つではありません。
肥満と睡眠時無呼吸の関係
首や喉まわりに脂肪がつくと、物理的に気道が狭くなりやすくなります。肥満はSASの重要なリスク因子ですが、唯一の原因ではありません。
痩せていても睡眠時無呼吸になる
国内のSAS患者のうち、およそ3〜4割は肥満とは言えない体型(BMI25未満)とされています。「太っていないから大丈夫」という思い込みが、発見を遅らせてしまうことがあります。痩せ型・標準体型でSASになる場合、原因は脂肪ではなく、顎の骨格や気道まわりの組織の構造にあることが多いとされています。日本人を含む東アジア系の人種は、同程度の重症度でも欧米系より体重が低い傾向にあるとする研究があり、骨格的な要因が相対的に目立つ場合があると考えられています。ただし、この傾向を「日本人は全員顎が小さく無呼吸になりやすい」と一律に一般化することは正確ではなく、体型や顔立ちだけで個人のリスクを判断することはできません。詳しくは太っていないのにいびき・SASと言われる理由|痩せ型でも注意な人の特徴、人類学的なデータの整理は顎が小さい・華奢な体型の日本人はいびき・無呼吸になりやすいって本当?で解説しています。
顎・舌・扁桃など気道の形も関係する
下顎が小さい・後方に引っ込んでいる(下顎後退)、舌や軟口蓋が相対的に大きい、扁桃腺やアデノイドが大きいといった、骨格や組織の形も気道の狭さに関わります。これらは体重とは独立した要因で、痩せていても該当する場合はいびきや無呼吸のリスクが高まります。
鼻づまり・アレルギー性鼻炎と睡眠中の呼吸
鼻での呼吸がしづらいと口呼吸になりやすく、口呼吸は下顎を開かせて気道を狭める方向に働くことがあります。アレルギー性鼻炎などによる慢性的な鼻づまりは、この点で睡眠中の呼吸に影響することがあります。ただし、鼻づまりだけがSASの主な原因になるわけではなく、「アレルギー性鼻炎を治せばSASが治る」という単純な関係でもありません。鼻の治療はCPAPを使いやすくする補助として位置づけられることが一般的です。詳しくは鼻づまりがあるとCPAPは続けにくい?アレルギー性鼻炎との関係をご覧ください。
加齢・性別・閉経・飲酒など
加齢とともに気道を支える筋肉の緊張が低下し、若いころは目立たなかった骨格的な狭さが顕在化することがあります。また、閉経後は女性ホルモンの低下が気道まわりの筋肉の緊張に影響し、いびき・SASが増える傾向があるとされます。飲酒は気道の筋肉を弛緩させるため、お酒を飲んだ夜だけいびきが悪化するという方も少なくありません。女性のSASについては女性の睡眠時無呼吸症候群|見逃されやすい理由と受診のポイント、更年期との関係は更年期からいびきが増えた女性へ|ホルモンと睡眠時無呼吸の関係、飲酒との関係はお酒を飲むといびきがひどくなるのはなぜか、体重増加との関係は太ってきていびきをかくようになった|体重と無呼吸の関係で詳しく解説しています。
睡眠時無呼吸を放置するとどうなる?
SASでは、睡眠中に血中の酸素濃度が低下し、脳が短い覚醒を繰り返すことで、血圧や心拍数が急上昇する反応が一晩に何十回も起こります。これが続くことで、体のさまざまな部分に負担が積み重なっていくと考えられています。ここでは、放置した場合に報告されている主な健康リスクを、研究データにもとづいて紹介します。数値は研究によって幅があり、個人のリスクは年齢・体格・併存疾患などによって異なる点にご注意ください。
日中の眠気・仕事や学業への影響
睡眠が細切れになることで日中の強い眠気が生じ、集中力や作業効率の低下につながることがあります。詳しくは睡眠時無呼吸を放置すると仕事にどう影響するか|居眠り運転・集中力低下のリスクをご覧ください。
高血圧・糖尿病との関係
SASと高血圧の関連は、SASに関する研究の中でも比較的根拠が強い領域とされています。AHI15以上の群では、追跡調査で高血圧発症のオッズ比が約2.9倍という報告があります。また、中等症〜重症のSASがある方は、ない方と比べて2型糖尿病を発症する相対リスクが約1.6倍という報告もあります。詳しい数値やCPAP治療による改善データはSASと高血圧・心疾患の関係|治療しないと何が起きるかで解説しています。
心血管疾患・脳血管疾患との関係
未治療の重症SAS患者を対象とした観察研究では、心血管イベントのリスクが健康な人と比べて約3倍という報告があります。脳卒中についても、SASのある人はない人と比べて脳卒中・死亡という複合的な指標のリスクが約2倍という前向き研究の結果があります。ただし、CPAP治療が心筋梗塞や脳卒中などの重大イベントを確実に予防できるかどうかは、大規模な比較試験の結果が一致しておらず、断定はできません。「関連が報告されている」ことと「治療すれば必ず防げる」ことは別に理解する必要があります。
居眠り運転・交通事故のリスク
SASのある運転者は、ない運転者と比べて自動車事故のリスクが約2.4倍という複数の研究をまとめた解析結果があります。一方で、CPAP治療の開始後に事故リスクが低下したという報告もあり、この領域は治療による改善が比較的見込みやすいとされています。眠気を感じた状態での運転は、自分だけでなく周囲の安全にも関わるため注意が必要です。
重症度によってリスクの現れ方は異なり、ここで紹介したデータの多くは中等症〜重症を対象とした研究にもとづいています。全体像や職業運転手が注意すべき点は睡眠時無呼吸を放置するとどうなる?健康リスクに関するデータを解説、職業運転手とSASに関する記事もあわせてご覧ください。
睡眠時無呼吸症候群の検査と診断
まず行う簡易検査とは
多くの場合、最初に行うのは「簡易検査」です。指先や鼻の下にセンサーを装着し、一晩眠るだけで、呼吸の気流・血中酸素飽和度(SpO2)・いびきの音・体位などを記録します。医療機関によっては自宅で行える場合があります。
自宅で睡眠時無呼吸の検査はできる?
簡易検査は、多くの医療機関で自宅で行える体制が整ってきています。ただし、自宅でできる検査だけですべてが分かるわけではありません。簡易検査は脳波などを測定しないため、実際の睡眠時間を正確に把握できず、無呼吸・低呼吸の回数を実際より低く見積もりやすい(過小評価しやすい)傾向があることが知られています。
PSG検査とは|睡眠そのものまで詳しく調べる検査
PSG(終夜睡眠ポリグラフ検査)は、簡易検査に加えて脳波・眼球運動・筋電図・心電図なども測定し、睡眠の深さ(睡眠段階)まで含めて詳細に評価する検査です。従来は医療機関に1泊入院して行うのが一般的でしたが、近年は入院を伴わない「在宅PSG」に対応する医療機関も増えています。
簡易検査とPSGの違い
| 項目 | 簡易検査 | PSG(精密検査) |
|---|---|---|
| 実施場所 | 自宅 | 自宅(在宅PSG対応の場合)または医療機関 |
| 呼吸の気流 | ○ | ○ |
| 血中酸素飽和度(SpO2) | ○ | ○ |
| 脳波(睡眠の深さ) | 測定しない | 測定する |
| 眼球運動・筋電図 | 測定しない | 測定する |
| 睡眠そのものの評価 | 限定的 | 詳細に評価できる |
| 主な役割 | 最初のスクリーニング | 確定診断・精密な重症度評価 |
役割の違いをまとめると、簡易検査は「まず無呼吸の可能性を大まかに把握する」ための検査、PSGは「睡眠の質まで含めて正確に評価する」ための検査です。どちらが優れているというより、目的に応じて使い分けられています。詳しくは自宅でできる睡眠時無呼吸の検査とは|簡易検査とPSG検査の違いをご覧ください。
AHIによる軽症・中等症・重症の目安
検査で得られたAHI(またはREI)は、先に紹介した重症度分類に照らして評価されます。数値の見方や、結果が届いた後に何を確認すればよいかは簡易検査の結果が届いたら?数値の見方と次にすべきことの判断フローで詳しく解説しています。
簡易検査だけでは判断しにくいケースもある
簡易検査の結果が軽症〜中等症の範囲にとどまった場合、簡易検査だけでは正確な重症度を判定しきれないことがあり、PSGでの再評価が必要になることがあります。また、心不全や脳卒中の既往がある方は、気道が塞がるタイプ(閉塞性)だけでなく中枢性無呼吸が混ざっているケースが比較的多いとされ、簡易検査を経ずに最初からPSGが勧められることもあります。「簡易検査で異常なし」という結果でも、日中の強い眠気など症状がはっきりしている場合は、油断せず追加の評価を検討することが大切です。健診や簡易検査でSAS疑いと言われた場合の進め方は健診や簡易検査で「睡眠時無呼吸の疑い」と言われたら|次にすべきことで解説しています。
検査を考えたい方へ
症状が当てはまり、実際に睡眠中の呼吸を調べたい方へ
当院では、医師の診察後に自宅で行う睡眠時無呼吸の簡易検査に対応しています。検査方法・費用・診療の流れについては、以下をご確認ください。
睡眠時無呼吸・いびきの検査について詳しく見る睡眠時無呼吸症候群の治療
SASの治療はCPAPだけではありません。どの治療が適しているかは、重症度(AHI)、症状の強さ、肥満の有無、上気道のどこが狭いか、顎の形、鼻づまりの有無、体位による変化、併存疾患など、複数の要素によって使い分けられます。
CPAP治療|空気圧で気道を開く標準的な治療
CPAP(持続陽圧呼吸療法)は、マスクを通して空気圧をかけ続けることで、睡眠中に気道がふさがるのを防ぐ治療法です。中等症〜重症で強い症状を伴う場合の第一選択とされ、多くの比較試験で無呼吸・眠気・生活の質の改善が示されています。ただし、装着している間だけ気道を開く治療であり、根治手術ではないため、継続的な使用が前提になります。
口腔内装置(マウスピース)
下顎を前方に固定するタイプの口腔内装置は、軽症〜中等症でCPAPの適応にならない場合や、CPAPを使えない場合の選択肢になります。歯科医が個別に作製・調整するもので、市販の「いびき防止マウスピース」とは別物です。CPAPとの違いや選び方はマウスピースとCPAP、どちらを選ぶべきかで解説しています。
手術が検討されるケース
扁桃肥大や鼻づまりなど、解剖学的に明らかな原因があり、CPAPや口腔内装置が難しい場合に、上気道の手術が検討されることがあります。術式によって効果や限界は大きく異なり、「手術をすれば必ず治る」というものではありません。
減量・生活習慣の改善
肥満を伴う場合、減量はほぼ常に併用される基本的な取り組みです。就寝前の飲酒を避けることも合理的とされます。ただし、骨格や扁桃肥大が主な原因である場合は、減量による改善はあまり期待できないこともあります。
体位療法
仰向けで寝たときにAHIが大きく悪化する「体位依存性」のタイプでは、横向きで眠る工夫が症状の軽減に役立つことがあります。ただし体位依存性でない方や重症の方に、体位療法だけで対応するのは適切ではありません。
鼻づまり・アレルギー性鼻炎がある場合
鼻づまりがあると口呼吸になりやすく、CPAPのマスクからの空気漏れ(口リーク)や息苦しさの原因になることがあります。点鼻ステロイドなどのアレルギー性鼻炎治療や、CPAPの加温加湿機能の活用が、治療を続けやすくする助けになることがあります。詳しくは鼻づまりがあるとCPAPは続けにくい?アレルギー性鼻炎との関係をご覧ください。
重症度や体型別の治療の使い分けをより詳しく知りたい方は睡眠時無呼吸の治療法の選び方|CPAP・マウスピース・手術・減量・体位の使い分け、軽症SASで治療すべきか迷う場合は「軽症の睡眠時無呼吸」と言われたら治療すべきかをご覧ください。
CPAPの保険適用について
CPAP治療の保険適用は、AHIの数値だけで自動的に決まるものではありません。医学的な重症度分類(軽症・中等症・重症)と、診療報酬上の算定要件は別の概念です。2026年6月1日施行の令和8年度診療報酬改定では、在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料の対象基準の一部が見直され、精密検査(PSG)では原則AHI15以上に自覚症状等の要件を加えた基準、簡易検査ではAHI30以上かつ症状を伴う場合を目安とする基準に変更されています(改定前はそれぞれAHI20以上・40以上でした)。基準は今後の改定でも変わることがあるため、詳細な点数や算定条件は2026年のCPAP保険適用の変更点をまとめた記事、または受診先の医療機関でご確認ください。
睡眠時無呼吸は何科を受診する?
いびきや睡眠時無呼吸の相談先は一つに限定されません。呼吸器内科・睡眠外来は、日中の強い眠気など全身症状が目立つ場合やCPAP治療を中心に考えたい場合に適しています。耳鼻咽喉科は、鼻づまりや扁桃肥大など上気道の構造的な問題が疑われる場合に強みがあります。すでに高血圧・不整脈・心不全などで通院している場合は、循環器内科での相談が適していることもあります。「どの科が一番良い」と一律に決まるものではなく、症状・原因・併存疾患・医療機関の診療体制によって、適した受診先は人によって異なります。迷う場合は、かかりつけ医に相談し、そこから紹介を受ける形でも問題ありません。より詳しい選び方はいびきがひどいときは何科を受診する?相談を考える目安で解説しています。
睡眠時無呼吸が気になるときの「次の一歩」
ここまで、SASについての医学的な情報を整理してきました。最後に、「自分は次に何をすればいいのか」を段階別に整理します。
- 1
少し気になる・いびきを指摘された
まずは本記事の「主な症状」を参考に、当てはまる症状を確認します。
- 2
家族から呼吸停止を指摘された/日中の眠気が強い
医療機関への相談・検査を検討する段階です。自己判断で様子を見続けず、相談先を探します。
- 3
健診や簡易検査でSAS疑いと言われた
すでに指摘を受けている場合は、詳しい検査(簡易検査・必要に応じてPSG)に進むかどうかを検討します。
- 4
簡易検査を受けた
結果に応じて、そのまま経過観察となる場合と、PSGでの再評価や治療の検討に進む場合があります。
- 5
CPAPなどの治療を提案された
重症度・原因・体の状態に応じて、CPAP・マウスピース・生活改善など複数の選択肢から治療方針を相談します。
受診からオンライン初診・検査・結果説明までの一連の流れを具体的に知りたい方は受診の流れ|オンライン初診〜検査〜結果説明までのステップ全体像も参考にしてください。
当院で睡眠時無呼吸の検査を希望する方へ
当院は耳鼻咽喉科・アレルギー専門医が担当する、睡眠・アレルギーを専門とするオンライン診療クリニックです。いびきや日中の眠気が気になる方を対象に、医師によるオンライン診察のうえで、ご自宅でできる簡易検査をご案内しています。検査結果はオンラインでご説明し、必要に応じて在宅PSGを追加でご案内することもあります。検査の結果、CPAP治療が適切と判断され、当院での治療を希望される場合は、新宿院で導入時の対面診察を行います。重症が疑われ入院での精密検査が必要な場合や、他の合併症の精査が必要な場合は、連携する医療機関をご紹介します。
このページでは疾患としてのSASの全体像を解説しており、検査の詳しい流れ・費用・予約方法・診療時間については、以下の「いびき・日中の眠気 専門外来」のページでご確認いただけます。
睡眠時無呼吸症候群についてよくある質問
Q. いびきをかく人は全員SASですか?
Q. 痩せていても睡眠時無呼吸になりますか?
Q. 自覚症状がなくてもSASのことはありますか?
Q. 自宅の検査だけで診断できますか?
Q. AHIはいくつから治療が必要ですか?
Q. CPAPは一生続ける必要がありますか?
Q. 睡眠時無呼吸は治りますか?
Q. オンライン診療だけで検査から治療まで完結できますか?
執筆・医学レビュー

参考文献
- 日本呼吸器学会『睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020』
- 日本循環器学会 等『循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン(JCS 2023)』
- 厚生労働省『オンライン診療の適切な実施に関する指針』
- 厚生労働省『診療報酬点数表(在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料関連)』
- American Academy of Sleep Medicine. Clinical Practice Guideline for Diagnostic Testing for Adult Obstructive Sleep Apnea. 2017.
- Patil SP, et al. Treatment of Adult Obstructive Sleep Apnea With Positive Airway Pressure: AASM Clinical Practice Guideline. 2019.
- Ramar K, et al. Clinical Practice Guideline for the Treatment of Obstructive Sleep Apnea and Snoring With Oral Appliance Therapy. AASM/AADSM. 2015.
- Peppard PE, et al. Prospective Study of the Association between Sleep-Disordered Breathing and Hypertension. N Engl J Med. 2000.
- Yaggi HK, et al. Obstructive Sleep Apnea as a Risk Factor for Stroke and Death. N Engl J Med. 2005.
- Young T, et al. Sleep Disordered Breathing and Mortality: Wisconsin Sleep Cohort. Sleep. 2008.
- Sakakibara H, et al. Cephalometric Abnormalities in Non-obese and Obese Patients With Obstructive Sleep Apnea. Eur Respir J. 1999.
※本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、特定の診断・治療効果を保証するものではありません。紹介した数値は研究によって結果が異なる場合があり、個々の健康リスクや治療方針は年齢・体格・併存疾患などにより異なります。気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。診療報酬点数・保険適用の要件は制度改定により変わることがあり、記載は2026年9月時点の情報です。
